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2006年04月18日

クボタ アスベスト救済金





クボタは、アスベスト問題で4月17日、兵庫県尼崎市の旧神崎工場の周辺住民に最高4600万円の救済金を支払う制度を導入したと発表しました。

工場から1キロ以内に1年以上住んでいたか、通勤通学していた人が対象です。

この給付金は社員への補償を上回る水準といいます。

事実上、工場のアスベスト関連の責任を認めたといえるものです。

クボタが救済金を用意することで、他のアスベスト関連企業や国、地方自治体などにもより踏み込んだ救済を求める声が強まりそうだとも言われています。

アスベスト石綿)が原因で中皮腫や肺がんになる人が多いとされ、仕事でかかわった方は労災保険が適用されますが、そのような地区に住む住民などは労災保険が適用されません。

労災認定された人と地域住民との格差が問題になってきました。


クボタはアスベスト被害の旧神前工場による直接の「因果関係はまだ認められない」としています。
とはいうものの「道義的責任があり、救済制度を導入した」と説明しています。





営利企業としてのクボタはどのように救済補償を決断したのでしょうか。

アメリカではアスベスト関連の訴訟が相次ぎ、補償に耐え切れず倒産する会社がたくさん出ているそうです。
そのような流れを見越すと、今の時点である程度しっかりした補償を提供し、将来の集団補償などのリスクを回避する狙いもあるようです。

とはいうものの現時点で比較的進んだ補償を提供することで被害者の救済が進むことは事実です。

実際のところ、訴訟にいたらずに交渉開始から1年未満で早期決着し、異例の高水準補償が実現されたということで公害紛争としては画期的なのだそうです。



補償や給付というとどうしても線引きが出てきます。ぎりぎりのラインで救済対象にならなかった方はあるでしょうが、現状ではかなりのラインまでクボタ側が譲歩したものと思われます。




クボタの福田俊弘専務
工場(から)の飛散や影響は解明されていないが、否定もできない。患者や家族の精神的苦痛を少しでも癒し、生活救済につながることを願います。

株式はどうか
アスベスト公害関連企業の株価下落が予想されます。クボタは、社会からの信頼回復、企業イメージを高める意味でクボタは中・長期的にはプラスと考えて決断したものと思われます。

今後それぞれの企業のとる道が結果的にどのような影響を及ぼすのかも長期的に見ていきたいと思います。




クボタの旧神埼工場で石綿製品を製造したのは1954年から1995年 そのうち1957年から1975年は青石綿使用

(青石綿のほうが白石綿より毒性悪性が強いといわれています)


ブログ内アスベスト(石綿)関連記事

アスベスト問題はどこから1/2
アスベスト問題の概要

アスベスト問題2/2国際的な流れ
アスベストの危険に対する各国対応の時間軸変化など

アスベスト問題 クローズアップ現代から
アルバイトでアスベストを扱ったアスベスト被害者の実際の体験をもとに


カナダはアスベストの代表的な輸出国です。カナダをはじめ、輸出国でどの時期からアスベストの害が予想されていたのか、国際的に情報の共有が十分なされていたのか、そのような事も後々問題視される時が来るかもしれませんね。



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この記事へのコメント
こんにちは。
ブログ拝見させてもらいました。

とてもはじめたばかりには見えませんでしたよ。

また遊びに来ます。
Posted by muramura at 2006年04月18日 16:50
久保田の決断が他の企業等に良い影響があるといいですね
と言ってもこの問題は被害者の線引きが極めて難しそうだからな〜
公害訴訟ってお互いが責任を擦り付け合って
本当に気が遠くなるほど進まないってイメージがあるので
このニュースには「へ〜」と思いました
昔水俣病のことをちょっと調べたことがあるのですが
当時の会社側の対応なんてひどいもんでしたから
Posted by katasumi at 2006年04月18日 19:29
muramuraさま

ありがとうございます
手探りで株式投資をしています(汗)
外貨投資をしているのでチャートは大体わかります。

※muramuraさんは
『追いつめられた株式投資』という強烈な
題名のブログを運営されています
ユーモアのある方で自分が買ったら売り!
なんておっしゃいます ^^
Posted by 株初心者tomoshibi at 2006年04月19日 21:04
katasumiさま

水俣病は被害者が武器を持って
乗り込むほどだったんですよね。
テレビで特集してたんですが、
会社が交渉の場を鉄格子で設けた映像が
印象に残っています

いろいろな被害者の苦しい戦いが
今の環境や公害対策として
みのっているのかもしれませんね。
Posted by アスベストtomoshibi at 2006年04月19日 21:08
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クボタ アスベスト救済金: デトックスで毒素排出健康効果!
2006年04月18日

クボタ アスベスト救済金





クボタは、アスベスト問題で4月17日、兵庫県尼崎市の旧神崎工場の周辺住民に最高4600万円の救済金を支払う制度を導入したと発表しました。

工場から1キロ以内に1年以上住んでいたか、通勤通学していた人が対象です。

この給付金は社員への補償を上回る水準といいます。

事実上、工場のアスベスト関連の責任を認めたといえるものです。

クボタが救済金を用意することで、他のアスベスト関連企業や国、地方自治体などにもより踏み込んだ救済を求める声が強まりそうだとも言われています。

アスベスト石綿)が原因で中皮腫や肺がんになる人が多いとされ、仕事でかかわった方は労災保険が適用されますが、そのような地区に住む住民などは労災保険が適用されません。

労災認定された人と地域住民との格差が問題になってきました。


クボタはアスベスト被害の旧神前工場による直接の「因果関係はまだ認められない」としています。
とはいうものの「道義的責任があり、救済制度を導入した」と説明しています。





営利企業としてのクボタはどのように救済補償を決断したのでしょうか。

アメリカではアスベスト関連の訴訟が相次ぎ、補償に耐え切れず倒産する会社がたくさん出ているそうです。
そのような流れを見越すと、今の時点である程度しっかりした補償を提供し、将来の集団補償などのリスクを回避する狙いもあるようです。

とはいうものの現時点で比較的進んだ補償を提供することで被害者の救済が進むことは事実です。

実際のところ、訴訟にいたらずに交渉開始から1年未満で早期決着し、異例の高水準補償が実現されたということで公害紛争としては画期的なのだそうです。



補償や給付というとどうしても線引きが出てきます。ぎりぎりのラインで救済対象にならなかった方はあるでしょうが、現状ではかなりのラインまでクボタ側が譲歩したものと思われます。




クボタの福田俊弘専務
工場(から)の飛散や影響は解明されていないが、否定もできない。患者や家族の精神的苦痛を少しでも癒し、生活救済につながることを願います。

株式はどうか
アスベスト公害関連企業の株価下落が予想されます。クボタは、社会からの信頼回復、企業イメージを高める意味でクボタは中・長期的にはプラスと考えて決断したものと思われます。

今後それぞれの企業のとる道が結果的にどのような影響を及ぼすのかも長期的に見ていきたいと思います。




クボタの旧神埼工場で石綿製品を製造したのは1954年から1995年 そのうち1957年から1975年は青石綿使用

(青石綿のほうが白石綿より毒性悪性が強いといわれています)


ブログ内アスベスト(石綿)関連記事

アスベスト問題はどこから1/2
アスベスト問題の概要

アスベスト問題2/2国際的な流れ
アスベストの危険に対する各国対応の時間軸変化など

アスベスト問題 クローズアップ現代から
アルバイトでアスベストを扱ったアスベスト被害者の実際の体験をもとに


カナダはアスベストの代表的な輸出国です。カナダをはじめ、輸出国でどの時期からアスベストの害が予想されていたのか、国際的に情報の共有が十分なされていたのか、そのような事も後々問題視される時が来るかもしれませんね。



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この記事へのコメント
こんにちは。
ブログ拝見させてもらいました。

とてもはじめたばかりには見えませんでしたよ。

また遊びに来ます。
Posted by muramura at 2006年04月18日 16:50
久保田の決断が他の企業等に良い影響があるといいですね
と言ってもこの問題は被害者の線引きが極めて難しそうだからな〜
公害訴訟ってお互いが責任を擦り付け合って
本当に気が遠くなるほど進まないってイメージがあるので
このニュースには「へ〜」と思いました
昔水俣病のことをちょっと調べたことがあるのですが
当時の会社側の対応なんてひどいもんでしたから
Posted by katasumi at 2006年04月18日 19:29
muramuraさま

ありがとうございます
手探りで株式投資をしています(汗)
外貨投資をしているのでチャートは大体わかります。

※muramuraさんは
『追いつめられた株式投資』という強烈な
題名のブログを運営されています
ユーモアのある方で自分が買ったら売り!
なんておっしゃいます ^^
Posted by 株初心者tomoshibi at 2006年04月19日 21:04
katasumiさま

水俣病は被害者が武器を持って
乗り込むほどだったんですよね。
テレビで特集してたんですが、
会社が交渉の場を鉄格子で設けた映像が
印象に残っています

いろいろな被害者の苦しい戦いが
今の環境や公害対策として
みのっているのかもしれませんね。
Posted by アスベストtomoshibi at 2006年04月19日 21:08
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