2006年11月28日

心のデトックスいじめ2

心のデトックスいじめについて2弾です。


動物のいじめを考えてみる

いじめの原因や質、本能的なものはあるのでしょうか。
動物と人間は違います。もちろんいじめについても人間と動物は違います。

ですが、生物学的には人間も動物の一種です。

この特殊な動物「人間」のいじめの参考にすることも出来そうです。
動物のいじめについていくつか紹介してみます。


動物のいじめの存在

そもそも動物にはいじめが存在するのか? 
いじめは動物にも存在します。

とりあえず

「動物のいじめの定義」を
「個体がつらい状態に追い込まれ、その個体が自然界や飼育環境下で普通に生存し続けることが困難になること」

「困難」の度合いは
「個体が心身健康で通常活動可」と「保護無しでは死に至る」の中間程度と便宜上設定します。

感覚的には、「その動物個体が人間から見ても惨めとわかる状態」「もしくは何らかの方法で心理的、肉体的に困っていること人間がわかる」ということにします。

古い話も含みますのでもしかしたら正確でないこともあるかもしれませんが、どうぞお許しくださいませ。


初めに紹介するのは、にわとりのいじめです。


にわとりのいじめ
九州の郊外で趣味と実益を兼ねてにわとりを20羽ほど飼っている知り合いに教えてもらったことがあります。

にわとりはオスのリーダーが一番強く、順位が全て決まっています。
あたらしい雛、ひよこが育ってくると体力や知力、鋭敏さなどである程度順位が決まってきます。

頭に小さなとさかが出てくるころに強い若鶏が弱い若鶏のとさかをめがけてつつくのだそうです。

そして一番弱い若鶏は場合によっては皆につつきまわされて動けなくなったり、羽をむしられたりして死ぬこともあるそうです。

大型の闘鶏用の軍鶏(しゃも)の場合は闘争心がより強く、個別に飼ったりもするようですが、人間の場合、闘争心の強い子を個別に育てるということは現実的ではないですね。



また、中国地方の山間部でのニワトリに詳しい人の話もあります。

オスを2匹飼うと優位なオスが徹底的に弱いオスを排除しようとするそうです。

首が真っ直ぐにならないヒナが生まれると、その1羽を数羽でぐったりするまで追い回してつつき、衰弱死したこともあるそうです。

ある程度大人になったり、オスが一羽になるなどすると全体的に落ち着くそうです。順位がはっきりすると争わなくなるのかもしれません。

猛々しいオスがメスに必ず人気があるかというとそうでもないそうですが、猫やイタチなど外敵に強いのはやはり乱暴でも気の強いオスなのだそうです。

いろんなタイプの個体を作りながら環境に淘汰させるという種を残すために必要な野生のシステムの名残かもしれません。


いろんな集団といろんな環境があるのでどれもこのケースに当てはまるとは限りませんが。



犬猫のいじめは

犬や猫のなかにも痛めつけられる個体はあるようです。ですが、犬(オオカミ)は降参のポーズをすると深追いはしないことがほとんどです。

ボスが群れ全体の利益を底上げするように助け合うようなこともあるようです。

犬には集団で興奮状態の時に歯止めが利かなくなるという性質もあります。
集団で獲物を追い詰める狼の血を引いているからでしょうか。

いじめとタイミングがあってしまった場合は例外的にかなりひどい扱いをうける犬もあるかもしれません。


猫の場合は犬より個々の自立度がもともと高いという違いがあります。

嫌な思いをしたらその地域、集団に近づかないということが出来る動物のように見えます。

飼い猫が新しい地域に引っ越してきてその地域の猫集団とであった場合、ひと悶着あることは想像できます。

猫にも地域での順位があり、食事や居心地の良い場所、メスのとりあいなどで優劣をつけることは必要なのでしょう。

猫の恋の季節には大声でないたりけんかしたりする猫の声が響きます。

避妊手術や去勢した猫は大人しく、長生きする傾向があります。

生殖器の病気やメス取りのけんか、出産などの負担が減ることもあるようです。


集団で一匹の猫をいじめるというのは見かけませんが、沢山猫を飼っているお宅などは「いつもおびえて弱気な猫」「くいっぱぐれる猫ちゃん」がいるのかもしれません。




魚のいじめ
魚にもニワトリと同じようないじめ状況があります。
魚の場合は弱ってふらふらしたり、身体に傷があって白いカビのようなものが出来たりすると本能的につついたり、かじったりするようです。

海の魚はいつも食べ物を探していてふらふらしたアジやイワシなどがいるとフグやカワハギ、クロダイなどがかじったりつついたりします。

ですがこれは同種間のいじめというより好奇心や食欲のようにも思えます。

海にもぐるとわかるのですが、カサゴやタイ、クロダイなどは同種間で縄張りがあるのでなわばりを侵されると体当たりしたり、かじったりします。

鮎の縄張りも有名ですね。強い鮎が餌のコケがついた岩、石を縄張りにして排他的水域(笑)をつくるわけです。

ゴンズイやイワシの群れが団子になっている様子を見る範囲では同種間の悲惨ないじめ状況はないのかもしれません。


研究対象にもなっている

実は最初にとりあげたにわとりのケースは「ニワトリのつつき順位」というものとして研究されています。

もっとも強い個体が全てのニワトリをつつく習慣があり、自分より下位の個体をつつくことをする。もっとも弱い個体はすべてのニワトリにつつかれることになり、狭い場所で大量に飼うなど、群れにストレスが多い状態では丸裸にされるほどつつかれることがある

というようなことだったと思います。

リスやカラスなども研究されたことがあるようでいじめといわないまでも順位制はあるようです。

どちらも頭が良いとされる動物ですね。



なんとなく、いくつかは、いじめの構造にヒントが見つかってきたようにも思えます。

皆さんは気になるシステム、気になるキーワードなどあったでしょうか?

なにか日常の会話にでもお役に立つと嬉しく思います。

子供は「答え」が出なくても良いのだと思います。「考える」ことでなにかが熟成していき、いつか形になる日が来るかもしれません。


次回はサルと牛を紹介して、「いじめない場合」「こっそりいじめる場合」を少し考えてみたいと思います。

なが〜い記事にお付き合いいただいていつもありがとうございます。







アンチエイジングランキング
この記事へのコメント
こんばんは。
興味深く読みました。
動物にもイジメはあるかもしれない事は想像できましたが、ここまで具体的な話はかなりリアリティーがありますね。

先日、ある取引先の人と飲みに行ったのですが、学生時代はいじめられっ子だったそうです。
ですから、2度と田舎には帰りたくないと言っていました。
いろいろ話を聞くとそれを原動力に自分で会社を作って頂点に登りつめたようです。

でも、話しているといじめられっ子だった雰囲気はどこかに残っている感じがしました。
今は頂点にいるので社内でいじめられる立場にはないのでしょう。

少なくとも仕事に対するパワーはmuramuraの10倍はありました(笑)
いえ、100倍かも・・汗
Posted by muramura at 2006年11月29日 23:15
muramuraさま

社長さんからそんな話まで引き出せる
ところがすごいですね〜
さすがmuramuraさんの癒し効果ですね

いじめがあるというのは
そこにそれだけ何かしらのエネルギーが
集まっているわけですから

そのエネルギーを
何か良いことに使えると素晴らしいですね

Posted by tomoshibi at 2006年11月30日 15:32
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